今回の衆議院選挙にあたり、もぐらの会の地域(北海道5区)から立候補予定の主な2氏(自民党町村信孝氏・民主党小林千代美氏)に公開質問状を送らせていただきました。
色々、知りたいことはあるとしても、もぐらの会で知りたいことはただひとつ、学校に行かない、行けない、いかない方がいい、など状況は色々あるけど、不登校政策です。
事務局で作った質問状の内容は以下の通りです。
小林千代美氏からは回答をいただきましたが、町村信孝氏事務所からは、少し時間をいただきたいので、お待ち下さいとていねいな電話連絡をいただきました。
小林氏からの回答については、近々アップします。
不登校対策への考え方を教えてください。
(質問の趣旨)
私たち、もぐらの会は、あしかけ20年ほど、登校拒否をメインとした親の会を続けてきました。学校に行けなくなった子どもに対する親の戸惑い、混乱がさらに子どもを追い詰めることもある中、親の会で本音を話すことを大切にしながら、ささやかな活動を行なってきました。
しかし、現実に不登校に悩み、子どもを殺す、心中するという人もいるほど子どもの不登校に悩み苦しむ方も多いのが現状です。そんな中、話をすることで「気持ちが楽になった」と報告してくださる方も多く、わずかな人数ではあっても、何人かの子どもたちは、少しでも楽しい生活を取り戻すことが出来たのではないかと自負しております。
基本理念として「教育への権利者」として、学校に行く・行かないは、子どもの権利と考えています。
不登校児童生徒数は、表向きの数字以上に、現実には保健室登校や、学校壁タッチで出席にする、病欠とされるというような数字の上だけのごまかしがあります。教育現場への学校復帰数値目標の圧力は教員をも追い詰めているのが現状で、様々なストレスが学校現場を覆っています。
文部科学省が学校復帰対策に多額の予算をかけました。もちろん、きちんとした対応で戻った子もいるでしょう。しかし、心を家におき体だけの学校復帰を果たした児童生徒も多くいるのです。にもかからず、さらに次々と学校に行けない子どもたちが増え続けているということが数字から読みとれます。
そのような現状を客観的に分析した上で、対応策を子どもの権利に鑑みて、子どもの最善の利益、教育への権利を有する権利者として、政策を考えるべき時代を迎えたと考えています。
いじめや教員の体罰など、原因が解消されることで不登校ではなくなる場合もあります。しかし、大半の不登校の子どもたちは、多くの様々な事柄があいまって精神的においつめられ、身体的な不調をきたし、行こうと思うと気持ちが悪くなり、身体が動かないという症状に至っていることが多いのが現状です。学校に行けない子どもたちのために、学校以外の教育支援を充実させて欲しいと考えています。
在宅不登校に対する公的支援について、また、フリースクールなどオルタナティブ教育への公的支援について、また、義務教育期間を過ぎた15歳から18歳までの子どもとしての権利を有する者への公的支援のあり方などお伺いしたいと思います。
ご多忙の折とは存じますが、趣旨をご理解いただきご回答くださいますようお願い申し上げます。
ご回答は、8月7日までにいただけますと幸いです。8月末までにもぐらの会・会員60名の方にご回答いただいた内容を送付する予定です。またブログ等での公表もさせていただきます。
質問事項
@まず、不登校についてどのようにお考えですか。丸をつけてください。また、その他あればご記入お願いします。いくつでもいいです。
1、学校は命をかけてまで行く場所ではない。
2、学校にはがんばって通うべきである
3、学校にも行けない子では社会で生きていけない。
4、親が甘やかすから行けないだけである。
5、学校という教育システムにゆがみが生じているかもしれないと思う。
6、不登校を認め、子どもの教育への権利として学校以外のオルタナティブ教育を公的に支援するべき時代が来たと思う。
7、学校のみならず、オルタナティブ教育にも合わない子どもだっているはず。子どもが生きていてくれるだけでいいと思う。
8、その他あればご記入下さい。
Aいじめ回避対策として不登校をすすめることをどう思われますか?いじめの体験者が80%を越えるという報告がなされましたが、現実に自殺する児童生徒が後を立たない中、いじめにあったら緊急避難として不登校をすすめるべきと思いますが、その点についてはどう思われますか?。
1、賛成
2、反対
3、これから考えてみたい
B学校復帰政策に苦しめられています。学校に行きたくないと言う子を病気扱いにし、入院させ、果ては家庭崩壊、家庭内暴力へと発展したケースをいくつか知っています。オルタナティブ教育・在宅での育ちを認めていただけますか?1、 考える必要があると思う。
2、 必要はない
3、 これから考えたい
Cオルタナティブ教育への助成について。フリースクール、フリースペース、塾、サークルなど様々な形態で不登校児童生徒の居場所が全国各地に出来ていますが、主宰者側の生活は極貧ということが多いです。また親としても、毎月万単位の月謝を納めています。経済的理由で通えない子もいます。
助成制度について検討していただけますか? 1、 検討する
2、 必要ない
3、 これから考えたい
4、 その他
D学校のみならず、外出できない、他人が怖いという子も多い現状があります。在宅で育つ子どもの存在を認めて欲しいのです。
ホームエデュケーション(在宅学習)という考え方を取り入れていただけますか?1、 在宅学習もありだと思う
2、 在宅学習は認められない
3、 これから考えてみたい
4、 その他
E学校制度の改革を考えていただけますか?多くの子どもたちが学校に行けなくなるには、理由があります。
学校現場の嘘と建前に子どもたちは気が付いています。
80%もの子どもたちがいじめをしたりされたりしたと報告があったにもかかわらず、いじめ報告はゼロなどという子どもの世界とかけ離れた教員や教委の姿勢に大きなひずみがある。
また過去最多といわれる校内暴力も報告されている(5万件)。そして、子どもの数が減り続けている中、増え続ける不登校児童生徒の割合。
学校はもはや、子どもの成長、学び、夢や憧れ、仲間との楽しい時間を過ごせる場所としての機能を失いつつあるようです。
試験の点数で子どもを差別し、果ては、支援という名目で子どもたちを分類し、助け合って生きるための場を奪っています。学び育つとは何かを問い直して欲しいのです。
出来ない子どもを分別し、試験でふるい落とし、たったひとつの受験学力という価値観で子どもを評価する制度に問題があるのです。学校は弁護士をして、無法地帯と言われるほど異様な世界を築いている現状を知っていただきたいと思います。どうせ自分なんか、となります。
「いじめ」という一言で、子ども達の問題や責任として片付けようとすることにも問題が多いと思います。学校(教育)関係者は、傷害・暴力・恐喝・名誉毀損である様々な行為に鈍感すぎます。子どもは学校が怖いと感じるようになります。
教師が子どもと向き合える時間がないという訴えをききます。教師たちは様々なマニュアルをおしつけられ、事務仕事に追われ、子どもと接する時間がないと言われています。そこにも問題の根がひとつあるのではないかと思われます。先生に言っても何もならないとなります。
不登校が10万人を超えていることから、つらい思いで学校に通い続けている子が今日も日本中に何十万人もいるのです。いや、何百万人もいると思います。是非、不登校の影にある教育界のひずみについてもお考えいただけましたら幸いです。
1、もっと自由な教育を目指したい
2、今の学校制度に問題はない
3、これから考えてみたい
ご回答は8月7日までにお願いいたします。約介意60名の会員への報告、ブログ等へのアップもさせていただきます。
末筆ながら、ご健闘、ご活躍を心よりお祈り申し上げます。